JR大阪「ルクア」「バルチカ」ヒットメーカーから学ぶ、
顧客起点マーケティング戦略
「JRルクア大阪・バルチカ」のヒットメーカー 舟本 恵氏をお招きし、2024年7月31日に開業したJR大阪駅直結の飲食商業施設「バルチカ03(おっさん)」の開発の裏側に迫る、トークセッションです。
JR西日本SC開発が立ち上げた
「バルチカ03(おっさん)」とは?
「ルクア大阪」で人気を博す地下2階のバルゾーン「バルチカ」の派生ブランドとして「梅田3丁目」に立地し、梅田で働くオフィスワーカーが毎日通いたくなるような「サードプレイス」を目指し、大阪の老舗や路地裏の名店までバリエーション豊かに集結させた飲食施設です。梅田で働く30代後半から50代の男性をメインターゲットとし「味わい深い名店」が集積されることから、大阪では親しみを持って呼称される「おっさん (03)」の意味も併せ持っています。
JR大阪駅・梅田周辺の開発秘話
大阪飲食の活力となり、大阪の街を元気にする施設になることを目指す同施設ですが、
競合がひしめき合う大阪梅田において、テナント誘致やターゲットの選定、立地の問題など様々な逆風が吹く中で開発が進められたそうです。
なぜ「おっさん」を
ターゲットとするのか?
大阪の「おっさん」をメインターゲットにするという、非常に局地的な戦略とも取れる同施設ですが、マーケティング戦略立案の基本となる「SWOT」「STP」といったフレームワークに加え、自社のポジションと戦略を明確にする「競争地位戦略」。
そして顧客起点マーケティングの要となる「9セグマップ」といった、ファクトベースなマーケティング戦略を愚直に実施されてきたと、開発の主幹を握るJR西日本SC開発(株)の舟本 恵氏は仰っています。
みどころ
今回の対談では、ターゲットがお金を払ってでも解決したい悩み(ペインポイント)を、いかにして探り出し、明確にしたのか?なぜ「大阪のおっさん」に向けて飲食施設を開発したのか?
大阪梅田で人気の商業施設「JRルクア大阪・バルチカ」のヒットメーカーである、JR西日本SC開発(株)の舟本 恵氏をお招きし、ターゲット起点の"価値づくり"と"プロダクト開発"について語っていただきました。是非ご視聴ください。
ダイジェストムービーはこちら
SPEAKER
-
舟本 恵
JR西日本SC開発株式会社
カンパニー統括本部 開発戦略部 部長1977年京都生まれ。神戸大学MBAフェロー。2000年にJR西日本入社、駅ビル型ショッピングセンター(SC)の開発・運営に従事。2013年にJR大阪駅で「LUCUA osaka」を運営するJR西日本SC開発株式会社へ出向、「JR大阪三越伊勢丹」の再生計画を担当。プロジェクトリーダーとして「ルクアイーレ」のリノベーションを推進。2015年に同社「ルクアイーレ」運営責任者、2016年に同社 業態開発室室長。「バルチカ」「ルクア フードホール」等のヒットを生み、2023年6月より現職。MBA、SC経営士。連載に「流行るお店はココが違う!」(食べログマガジン)。 -
戸田 成人
株式会社YRK and
取締役 兼CBO ブランディングストラテジスト2008年株式会社 YRK and(旧 株式会社ヤラカス舘)に入社。広告会社にて飲料、食品、通信、家電、アパレル、施設事業など、さまざまなメーカーや小売業種のマーケティング戦略と、クリエイティブ開発を担当した後、現在はYRK&にて事業コンサルティング責任者に従事。リブランディングに特化したブランディングストラテジストを担当。組織力を強化するインナーブランディングからアプローチし、企業におけるブランド強化を、外と内の両面から支援します。また新規事業立案などのイノベーション創出支援や教育支援。劣化した商品やサービスのリブランディング支援も行い、現場のオペレーション支援(BPR / BPO支援)までを一貫して実戦できることを強みとしています。2022年からはブランドマネージャー養成講座などのビジネススクールも運営。リブランディンのプロ人材育成のため、登壇、セミナー、コラム執筆などのあらゆる支援活動も行っています。