ベビー用品の複数既存ブランドを
横断させ全体最適を図る
機能ブランディング事例

Functional Branding

ベビー用品の複数既存ブランドを横断させ、全体最適を図る 機能ブランディング事例

ベビー用品の複数既存ブランドを横断させ、全体最適を図る

機能ブランディング事例

ベビー用品メーカー 様

業種:ベビー用品/乳幼児玩具などの開発・製造・販売

概要

2016年の厚生労働省の発表によると年間出生率が100万人を下回り少子化が進む中、クライアント様を取り巻く状況としては、今までの競合だけでなく、ベビー用中小物用品メーカーも領域を広げ、ベビーカー・チャイルドシートなどのマーケットに参入するなど、競争がより激化していた。

クライアント様自身はそういった背景もあり、何かを変えないといけないとは考えておられ、パートナーを探されていました。

当初の弊社との関係は、新商品デビューに合わせ個別商品のコミュニケーションの最適化を提案・実施させていただく取り組みをさせていただいていました。

そんな中、パートナーとしてプロジェクトを進めるきっかけとなったのが、各商品に付加されている機能をユーザーに浸透・認知させたいというご要望に対し、単機能としてではなく商品を横断し、メーカーのブランド価値になるような機能のリブランディングをご提案したことです。このリブランディングを実施させていただき、高い評価をいただきました。

そのことがきっかけとなり、未来を見据えた年間のコミュニケーションプロジェクトがスタートしました。

コンサルティングメンバー

問題解決ポイント

YRK&の視点

「ペルソナ基準」を重要点と考え、時間をかけ設計・共有

ペルソナ基準を構築したことにより、商品カテゴリブランド整理の際、新たなカテゴリを創出。世の中の変動に合わせたブランド付加価値の構築を実施。制作フェーズにおいても判断基準が明確になり、クオリティーの向上にも貢献。

企業の「らしさ」を改めて『言葉』にした

あいまいになりがちな企業が与えているイメージや印象・すでにある企業価値をワードボード化し、これから与えたい印象と合わせて1つの文章として共通化することにより、コミュニケーション軸として何を伝えるべきかということを中心に考え、流行や手法に流されない施策を提案。

チャレンジアクション

部分最適化ではなく、
全体最適化のリブランディング

マーケットの競争の激化に伴い、短期単体戦から長期総力戦に変えるべく、すべての製品に対してガイドラインを作成。
トーン&マナー・フォント・カテゴリカラー・世界観を制作し展開。またそれぞれの共通価値をシンボル化することで、ペルソナに対して情報の伝達スピードを加速。
部分的なコミュニケーションではなく、ブランド・関連会社など全体を見据えたコミュニケーションを設計することで、接触ポイントごとで受ける印象や効果を最適化しました。
リブランドコンサルティングにおける整理整頓イメージ

目に見える成果・効果

ブランドに対して印象値が大きく変化

購入者やWebサイトの閲覧者に対してWebアンケートを実施。今まで数値に表れにくかったブランドに対しての「共感」「先進性」「おしゃれ」といった評価が向上。売り上げもそれに伴う形でアップし貢献。

新商品が生まれやすい環境を構築

未来を見据え商品をカテゴライズ・整理したことによって、新商品のコンセプトや方向性が明確になり、新商品開発に携わる部門間でのコミュニケーションがスムーズに。

オフィシャルホームページのアクセス数・回遊率がアップ

ペルソナに合わせたコミュニケーション戦略の中で、スマートフォンでのコミュニケーションに重きを置き、数値的にもアクセス数・回遊率がアップ。

前年同コストで、効果を最大化・新たな施策を展開

部分最適化から全体最適化することで、前年度で重複していたコストを削減し、予算のプロデュースをさせていただくことで、新たな取り組みにもチャレンジすることができた。

担当コンサルタント
  • 飯田 好美

    アカウントエクゼクティブ

    飯田 好美

    クリエイティブコンサルティング事業部

  • 戸田 成人

    シニア・クリエイティブディレクター

    戸田 成人

    東阪事業戦略室

現状の取り組み・派生課題

企業価値の再定義・カテゴリ整理を行うことでブランドの土台ができ、新商品プロモーションにおいてインパクトのあるコミュニケーションを打てるようになりました。また、製品開発や新サービスの構築など、ペルソナ基準をベースにしたコミュニケーション戦略・企画にともに取り組ませていただいております。

関連ソリューション

事例紹介に戻る