2019年10月、大阪成蹊大学にて当社UCI Lab.（http://www.ucilab.yrk.co.jp/）所長の渡辺隆史が、2年生向け「『調査・マーケティングリサーチ』の概要と技法」についての講義を行いました。

授業はマネジメント学部の2年生に向けた必修科目「専門演習」の一環として、学生約240名に向けて全4回のプログラムで実施しました。

内容は、「来年度以降に取り組む卒業論文に向けた基本知識」と、社会人になってからも必要になる「調査を行う／読み解くリテラシー」を身につけるという目的のために独自に作成したもの。「そもそも社会調査とは」という定義から、これから実際に調査を行う際に気をつけるべきこと、UCI Lab.が過去実際に行ったマーケティングリサーチやブランディングの事例なども交えて講義を行い、「調査とは、単に知りたいことの確認ではなく、能動的な学びの行為」であることを大切なメッセージとしてお伝えしました。

授業後の感想では、「（調査は）簡単に聞いてグラフにするだけだと思っていたけど、質問の内容や出た結果から何を考えるかなど初めて知ることが多かった」「（紹介した事例の）パッケージなども考えて作られていること、売れ行きに直結するのが面白いと思った」「この授業をきっかけにクリエイティブな研究がしたい」といった声があがり、好評のうちに終了いたしました。今後も学生の皆さんの研究に役立つよう、このような活動に取り組んでまいります。

• 
  UCI Lab. 所長
  渡辺 隆史

• 2000年株式会社 YRK and 入社。マーケティングプランニング部にて、外資系日用雑貨品メーカーやスポーツ用品メーカーのプロモーション企画や調査などを担当。2010 年立命館大学院経営管理研究科（MBA）修了。2012年、社内研究開発機関としてイノベーション支援を行う「UCI Lab.」を設立。主に家電メーカーや食品素材メーカー、化粧品メーカーなどの商品企画開発/新事業開発/先行技術開発部門に対するプロセスコンサルテーションを実施。生活者起点で商品/ サービスの価値を創造するプロジェクトを多数手がけています。