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新年、明けましておめでとうございます。【社長挨拶】

, 2024/01/05
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新年、明けましておめでとうございます。

株式会社YRK and 代表取締役社長の中許将一でございます。

皆様のおかげでYRK&は今年で128年目を迎えることができました。
本年もスタッフ一同、皆様により一層ご満足頂けますよう、真心をこめて業務に専念する所存です。

■「労働生産性」の向上は、"分母"と"分子"の両輪から生まれる。

昨年は、原材料高騰による利益圧迫や人手不足といった長期的な問題を解決するため、「多様な働き方の推進や労働生産性向上による賃上げ」が様々な業界で議論されていました。この「労働生産性」の高め方について、今回は弊社なりの見解で紐解いてみたいと思います。

私たちが日々目の当たりにしている労働生産性の問題は多くの場合、時間の短縮や工数の圧縮といった「分母の最小化」に焦点を当てた議論が中心となっており、DX化やAI活用による業務効率化や自動化がこれに当たります。確かにこれらは重要な要素で、経営戦略上欠かせませんが、この観点だけでは労働生産性の本質的な向上は難しいと我々は考えています。

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すなわち、「分子の最大化」も重要な要素であるにもかかわらず、売上や価値を高めるアプローチは、まだまだ十分議論されていないと感じています。特に「価値を高め、ファンから愛されるための"ブランディング"の重要性」は、経営戦略において見過ごされがちです。

■労働生産性は"ブランディング"の力でもっと高められる。

ブランディングとは、単にロゴやパッケージ・サービスの世界観を創り上げるものではありません。それは、商品やサービスが持つ自社独自の価値を明確にし、顧客に伝え、理解してもらい、愛される存在になるためのプロセスです。
強力なブランドは、顧客の認識と信頼を築き、結果として価値の高い製品やサービスに対して、より高い価格を設定できるようになります。

日本は、長い間「安売り大国」や「低賃金大国」として定着してきました。しかし、ブランディングの力を活用することで、商品やサービスの「価値」を高め、単に効率化を図るだけでなく、売上を増やし、結果として労働生産性を向上させることが可能となります。

例えば、ある製品の製造にかかる時間や工数を削減することによってコストを下げることは一般的な戦略ですが、その製品が持つ歴史的背景や開発プロセスなどの独特の価値を顧客に伝え、理解してもらうことで、より高い価格での販売が可能になります。これは、売上の向上だけでなく、製品やサービスに対する顧客の評価を高めることにもつながります。

さらに、ブランディングは顧客の忠誠心を築く上でも重要な役割を果たします。顧客が製品やサービスの価値を認識し、それに対する信頼を持つことで、継続的な取引や口コミによる新規顧客の獲得につながります。これは、持続可能なビジネスモデルの構築に不可欠です。

■「Reブランディング」を成功させ、価値の向上(値上げ)をすることがYRK&の使命。

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私たちの目指す「Reブランディング」とは、成長のための“イノベーションによる再定義”と、“オペレーションの再構築”により、持続可能なブランド価値成長基盤を共創することです。ブランディングをマーケティングのひとつの要素として捉えるのではなく、「事業」と「経営」をつなぐ戦略として捉えることで、すべての活動に一貫性を生み出します。結果、部分最適の投資にならず、企業価値を高めるための全体最適を考えた投資になるため、経営資源を効果的に使うことが可能となります。

YRK&のリブランドコンサルティングサービスは、労働生産性の「分母の最小化」と「分子の最大化」を両軸からアプローチすることで、日本企業の価値の向上(値上げ)を伴走支援してまいります。

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今、日本が直面している慢性的な「安売り」や「低賃金」といった向かい風を、ブランディングの力で解決したい。
私たちは、日本企業の事業そのものを、もっと強く、もっと持続可能な形に進化させることで、サステナブルな社会の実現を目指し、粘り強い共創力で皆様のブランドにとことん伴走いたします。

株式会社 YRK and
CEO / 代表取締役社長
中許 将一