食の多様性推進ラウンドテーブル(Universal Taste Round Table 以下UTRT)は、関西経済連合会が、7カ国のアジア経済団体とビジネス創出の為に作られたABCプラットフォームの観光部会と連携し、株式会社JTB、株式会社YRK andの2社が座長となり進めているプロジェクトです。
本団体は、2025年大阪・関西万博に向けて、ムスリムやベジタリアン・ヴィーガン・食物アレルギーをお持ちの方など、多様な人々の多様な食に対応できる環境を関西から整備し、インバウンド客の集客による観光・飲食業界の活性化によって関西から日本を元気にすることを目的とした活動です。
【詳細はこちら】
■関西経済連合会 ABCプラットフォーム
■食の多様性推進ラウンドテーブル 取り組み施策と活動成果
2025年3月13日、株式会社YRK andの本社にて、2024年の年度活動内容を共有し、構成員企業同士のコミュニケーションを高めビジネスマッチングを図る場として、関係企業29社が集まりました。
産経新聞、日本食糧新聞が取材に訪れるなど、メディアにも注目される総会となりました。
弊社中許専務取締役からは2024年の活動報告とUTRTの構成企業である株式会社フードピクトの食材ピクトグラムが大阪関西万博で承認されたことを報告いたしました。
総会の後半では、構成員企業が開発・販売するプラントベースフードの試食会や企業活動の紹介などを通じて、構成企業同士の交流を深めるとともに、UTRTの活動における企業間協力をはかりました。
食の多様性推進ラウンドテーブル(UTRT)の活動について
たとえばウェビナー等のデジタルツールを使い、飲食施設の関係者の方々がベジタリアン・ヴィーガン、ムスリムについての基礎知識を学べる機会を創出します。
また飲食店にとってハードルが高いベジタリアン・ヴィーガンレシピの開発やハラル認証の取得を推奨するのではなく、現在提供しているメニューへの食材ピクトグラムの表記を推奨します。こうすることでインバウンドの方々は料理を自分で選べ、食アレルギーをお持ちの観光客も安心して食事を楽しむことが可能となります。店舗の受け入れ側の人手不足と言語の壁への緩和にもなります。
そしてまた、オンラインマップやインフォメーションセンターで「食の多様性に対応をしているお店」を簡単に見つけることができる環境づくりを進めます。インバウンドの方々が安心してお店を選べるだけでなく、これによって飲食店のインバウンド集客につながります。
今後UTRTでは関西エリアがインバウンドの方々が安心して観光を楽しめる国際観光都市になることを目標に、YRK&としてUTJ(Universal Taste of Japan)という形での事業化を目指します。
UTJとは
ピクトグラムの活用に加え、食の多様性に対応するためのオンラインセミナーやSNSでの情報発信、協力店舗へのインバウンド集客支援など、事業化に向け、サービスの充実に努めてまいります。
UTJでは、大阪・関西万博を機に食の多様性対応の飲食施設の拡大を図るとともに、旅行前・旅行中・旅行後の外国人観光客へのPR、新メニュー開発、食の多様性体験会(ガストロノミーツーリズム)、企業間のマッチング支援や食の多様性コンサルティングなどにも取り組む予定です。
「誰一人取り残さない食の多様性」への取り組みを強化し、インバウンドの食需要をビジネスチャンスとお考えの企業様は、ぜひお問い合わせください。食の多様性に対応できる環境整備をご支援いたします。
お問い合わせはこちら
参加企業・団体
ANAあきんど、インフォマート、ENNY、eftax、大阪外食産業協会、大阪観光局、大阪国際会議場、Office musubi、オリバーソース、 京都グレインシステム、桐生アドバンステック、クックたかくら、がんこフードサービス、関西イノベーションセンター、関西エアポート、関西観光本部、CAN EAT、近鉄・都ホテルズ、グリコ栄養食品、 G-BIZ EAST、ジェイアール西日本デイリーサービスネット、ジェイアール西日本ホテル開発、JTB、静鉄ホテルプレジオ、昭和産業、全日本・食学会、損害保険ジャパン、 帝国ホテル、東亜食品工業、ナコム、二宮、日本アジアハラール協会、日本ベジタリアン協会、 ハインツ日本、ハラル・ジャパン協会、阪急阪神ホテルズ、不二製油、フジッコ、ふじや、フードピクト、Human Hub Japan、ベジプロジェクトジャパン、北海道経済連合会、ホテルモントレ、 まねき食品、マレーシア貿易開発公社、メロディアン、 ライトハウス、ラスイート、リーガロイヤルホテル、六甲バター、 ユーアールエー、YRK and、関西経済連合会 ※五十音順