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2021年12月に設立された「食の多様性推進ラウンドテーブル」は、2025年大阪・関西万博に向けて、ムスリムやベジタリアン、ヴィーガン、食物アレルギーのある人など、多様な人々の多様な食に対応できる環境を関西・日本で整備することを目的とした組織です。
事業コンサルティングファームの株式会社YRK andと、国内外の旅客者向け旅行サービス会社の株式会社JTBがラウンドテーブルの座長となり 、35社の事業者や観光にまつわる企業が連携して推進し、ムスリムやベジタリアン、ヴィーガン、食物アレルギーといった食の多様性に対する課題を解決し、海外の方が安心して日本で食事を楽しめる環境づくりを進めていきます。
「食の多様性推進ラウンドテーブル」では、外国人観光客に安心して日本の食事を楽しんでもらえるように、UNIVERSAL TASTE OF JAPANという活動(以降UTJ)を立ち上げました。
UTJの具体的な事業として、①食の多様性表示事業②ガストロノミーツーリズム造成事業を展開しています。
①食の多様性表示事業
大阪市内の飲食店やホテルを対象に、食の多様性に関する基礎セミナーを配信し、食材ピクトグラムをメニューに表記、加えて食の多様性オンラインマップで登録店舗が確認できるといったサービスを提供していきます。
訪日観光客を対象にしたテスト実施の様子はこちらからご覧いただけます。
②ガストロノミーツーリズム造成事業
その土地の気候、風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって 育まれた食を楽しみ、食文化に触れることを目的としたツーリズム(ガストロノミーツーリズム)を造成する事業です。
現状では、観光庁の観光コンテンツ造成支援事業として神戸市で、神⼾産の⾷材にプラントベースの⼿法を掛け合わせ、ヴィーガンやハラール、エシカル消費に対応できる神⼾ならではのレシピを開発。市内の飲⾷店や宿泊施設など約100店に提供して⾷の多様性対応を進めるテスト実施を2024年1月に実施する予定です。
また、大阪産(おおさかもん)の生産地として高いポテンシャルを有する 泉州地域・南河内地域を対象にしたガストロノミーツーリズムのテスト実施も、2024年1月に実施予定で、課題の洗い出しや今後の中長期的な取り組みの方向性を検討してまいります。
YRK&では、このような活動を通じて地域の活性化や地方創生を目的とした地域ブランディングを支援し、関西のインバウンド需要や観光事業の拡大、生産者の持続可能な働く環境づくりを行っております。
これらの活動に関心を持たれた方は、下記HPに記載の連絡先へお問い合わせください。
関西経済連合会「食の多様性推進ラウンドテーブル」のHPはこちら
https://www.abc-pf.org/food_roundtable/