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2023年8月29日(火)に、「組織づくりとブランディング」をテーマにしたリアルビジネスイベント『Brand Growth Meeting』が開催されました。
チャプター①では、清水寺 ⼤⻄ 晶允 師より、組織づくりで重要となる「心のあり方、考え方」について語っていただきました。
続いて、チャプター②では、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 ⽟川 篤史 ⽒より、新規事業「everiwa」の立ち上げ背景、成功へ導く上で重要となる「組織文化」の作り方について解説いただきました。
【イベント詳細ページはこちら】
https://www.yrk.co.jp/brand-growth-meeting-230829/
【各チャプターのアーカイブ配信はこちら】
https://www.yrk.co.jp/study-movie/
大西師からは、「人間の潜在的な意識にある物事の見方、捉え方」について説いていただきました。
「人間が起こす行動・発言は、全て自分の心の中から始まっている。皆さんが毎日の生活の中で思ったこと言葉にしたこと行動したこと、先祖さんから受け継いだDNA(遺伝)、全て「心の蔵」の中に入ってくる。だから、良いものを沢山入れておかないと、良いものが出てこない。」と大西師は語ります。
人間の真理には、他人の目を見て、反応を見ながら生きているものだと語る大西師。
「自分の会社の価値は自分で決めます。自分で作り出します。自分の価値は誰に言われるもんでもない。自分で決めるもの。それが自分の会社の軸になる、“ブレようない軸”になる。自分の中で明確なものがなければ、その上に何を足したって泥の上に家を建てるような話。しっかりとした盤石なものには、なり得ない。まずは自分の価値をしっかりと自認する、見出すことからはじめるべき。凝り固まることなく柔軟にやっていく必要がある」とおっしゃられました。
パナソニックのような大手メーカーだからこそ、新規事業を創出する上でハードルとなる組織風土、考え方があったと語る玉川氏。
「何らかのハードを開発して、それを世に出していくという軸で物事を見ます。この軸というものが一方向なんです。非常に閉塞感を持ってしまっている。
それは単なる「新商品開発」であって「新事業の創出」ではない。ハードを売るためにサービスを付随して、サービスはある意味タダでもいいよ、っていう考え方でビジネスをやっている。それは新規事業じゃない。」と。
さらに玉川氏はこう続けます。「もう少し大きな視野に立ち、社会的課題や何らかのミッションに対して、“どういう世の中に変化していくのか?”ということを白いキャンパスに絵を書いた時に、僕たちが周りにドミナントとして包括したいデータは何か?それを得るための必要なソリューションは何か?それを展開するために必要なサービスであったり、必要なゲートウェイやハードは何だろう?と常に解いていかないといけない。
つまりは、見方を大きく変えない限りは、ゲームチェンジは起きないということなんです。」
自社のパーパスは存在するものの、社員が自分ごと化できていない企業は多くあります。組織・チームづくりで重要なことは、チームのパーパスや個々の関係性、全体としての方向性をアライン(足並み)を揃えることだと玉川氏は考えます。「みんなが同じゴールを持って、何でそれやらなきゃいけないのか?ゴールとミッションを深く理解し、自律的にいろいろ動いていきながら他社と関係を共同していくということができると強いチームになってくるんです。」と語られました。
今回のレポートでは、大西師と玉川氏に、組織づくりで重要となる考え方や持つべき軸について語っていただきました。新規事業やブランディングのヒントとなるお話しが盛りだくさんの本編動画も今後公開予定でございます。乞うご期待くださいませ。