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新年、明けましておめでとうございます。
株式会社YRK and 代表取締役社長の中許将一でございます。
皆様におかれましては、幸多き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
皆様のおかげでYRK&は今年で127年目を迎えることができました。
本年もスタッフ一同 皆様に、より一層ご満足頂けますよう、真心をこめて業務に専念する所存です。
昨年は、様々な業界で「企業リブランディング」や「パーパスブランディング」などのプロジェクトや成功事例を多く見るようになりました。そしてありがたいことに、私たちにお声をかけて頂くリブランドコンサルティング案件もとても増えています。
その背景に、過度な円安や原材料高騰による値上げ、長期的な景気後退などが挙げられますが、特に問題となっているのが人手不足。特にサービス業や運輸、建設、福祉といった業界は慢性的な人手不足により、サービス品質低下やブランド毀損といった問題が顕著に現れています。
瞬間的な効果しか発揮しない広告宣伝費は不況時には真っ先に削減されます。しかし企業や商品のブランド価値をうまく育て、強気のプライシング戦略で価値を高めることを目的としたブランディングコストは、不況時にこそ投資すべきであり、これこそがブランディングを実施する企業が増えている理由だと考えています。先述した人手不足問題に対しても、優秀な人材確保にブランディングが効果を発揮します。
そして「ブランディング」は、時代と共に進化を続けています。
広告宣伝やPRの延長上で扱われ、競合との相対比較として差別化させるためのシンボル化程度に活用されていた「過去のブランディング」はもう存在しません。
事業そのものを変革させて企業を成長軌道に乗せることを前提とし、組織の内側から体質改善させることまでを領域と捉えるのが、「新時代のブランディング」なのです。
自社に「新時代のブランディング」を取り込み、事業変革へと向かうために欠かせない要素として、経営者の熱量や求心力は勿論大切です。しかしそれよりも大切な要素が「ビジョンドリブン」な組織づくりであると私たちは考えています。
これまでのように、顕在化された課題(イシュー)を解決するための組織ではブランディングは絶対に成功しません。
ブランディングを事業成長のレールに乗せるには、企業ビジョンを求心力とする内発的動機に満ちた組織が不可欠であり、「自分たち組織のあるべき姿」が明確な、ビジョンドリブン思考が非常に重要になります。これは、インナーブランディング・パーパスブランディングに取り組む上でもとても大切になってきます。
そのためには、「社員の認識合わせ・共通言語化」が重要なファクターとなり、それらが可視化された企業ビジョンやステートメントは、アウトプットされたそのもの自体に価値があるのではなく、それを社員自らが導き出す「プロセス」に価値があるのです。
私たちYRK&は、この「プロセス」の価値を最大化させるために存在していると言っても過言ではありません。自分たち組織のあるべき姿を社員自らが導き出す環境作りやマインドセットを、YRK&ではPMO支援という形で企業と伴走し、企業ビジョンやステートメントの構築をサポートいたします。
そして、構築したブランドを進行形(ing)に向かわせるための、コミュニケーション戦略やビジネスプロセスの最適化といった、事業成長に必要なマーケティングソリューションを一気通貫で支援してまいります。
今あらゆる産業が直面している「原材料高騰」「慢性的な人手不足」といった向かい風を、ブランディングの力で解決したい。
私たちは、日本中の事業をもっとクリエイティブに、もっと持続可能な事業のあり方へと変革させる“トータルリブランディングパートナー”を目指し、粘り強い共創力で皆様のブランドにとことん伴走いたします。